【診療時間】月火水金 9:00-12:30 / 14:00-20:00
木土 9:00-12:30 / 14:00-18:00
【休診日】日曜・祝日
治療を始める前に、当院では必ずカウンセリングを行います。
現状の痛みを取り除く応急処置、虫歯予防のための検診やクリーニング、一念発起して悪い所を全部治したい等、患者さんにより来院される目的が違います。
まず患者さんに、ご自分がどういう症状なのか、そして歯の治療に対してどういった目的・意識で臨まれるのかをお伺いした上で、適切な治療・処置の方向性を検討します。
視診、触診、打診、エックス線審査など、症状を知る上で必要と思われる診査・検査を行います。
検査結果と、カウンセリング時にお伺いした患者さんのお話を考慮し、治療計画を検討します。例えば、1回の治療をご希望された患者さんの検査結果が、数回の治療が必要な症状だった場合、なぜ数回の治療が必要なのかなどをきちんとご説明し、患者さんの納得のいく治療方法をご提案します。
治療計画に対し、患者さんの同意を得たうえで治療を開始します。各症状の一般的な治療の流れをご紹介します。
歯の表面にあるエナメル質が虫歯に侵されていた場合、虫歯部分を除去し、詰め物を入れます。
虫歯の部分を削り、削った部分に接着処理をする。
歯と同じ色合いのコンポジットレジン(プラスチック)を詰める。
詰めた部分の表面を研磨して形を整え、かみ合わせの調整。
象牙質まで虫歯が進んでいた場合、虫歯部分を除去し、詰め物を入れます。
虫歯の部分を削る。
※痛みのある場合は局部麻酔を行います。
神経を保護するセメントをつめ、詰め物(インレー)の型を取る。
仮の詰め物を入れる。
詰め物(インレー)を造ります。
仮の詰め物を外し、削った歯を清掃する。
詰め物(インレー)を入れて、噛み合わせを調整する。
調整終了後、詰め物(インレー)を研磨して歯に接着する。
歯の神経近くまで虫歯が進行していた場合、神経を取り、歯の根の部分の治療(根管治療)が必要です。
虫歯の部分を削る。
※痛みのある場合は局部麻酔を行います。
虫歯に感染した神経を取る。
根の深さを測る。
根の中に器具を使って拡大して洗浄する。
根の中に殺菌作用のある薬を入れる。
根の中が完全にキレイになるまで治療を毎回くりかえします。
キレイになったら
根の中に、菌の侵入を防ぐ詰め物をいれる。
土台の型を取り、金属やファイバーの土台(コア)を造ります。
歯の根の部分に金属の土台(コア)を入れ、削って形を整える。
最終的にかぶせる物(クラウン)の型を取り、かぶせる物を造ります。
かぶせる物(クラウン)を入れてかみ合わせを調整、調整終了後、研磨して歯に接着する。
歯全体が虫歯に侵され、根の先や根の周りにも影響がでている場合、基本的には抜歯します。
ここまで進んでしまうと歯を抜かなくてはいけません。抜いた後は「入れ歯」や「インプラント」など、人工の歯を入れるなどで補う方法がございますので、ご希望される際は医師にご相談ください。
また、歯を残す必要性がある場合は「C3」のような根管治療を行います。
治療後は30分くらい飲食は避けてください。 神経近くまで削った場合はしみる場合がありますが、徐々に納まります。 ただし、ズキズキ痛む場合はご相談ください。
これまでの治療についてのご説明でお分かりになるかと思いますが、虫歯の症状が進んでいればいるほど、治療には時間がかかります。
定期的にお口の中を調べ、虫歯の早期治療や予防に努めていれば、 ご自分の歯を健康に保つことができ、精神的、肉体的、金銭的な負担を抑えることができます。
半年~1年に一度は定期検診を受けることをお勧めします。